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四柱推命

四柱推命は、中国で陰陽五行説を元にして生まれた占い。

四柱推命という呼称は、中国の原書に見ることができない。日本独自のものであるが英語圏で"Four Pillars of Destiny" もしくは"Four Pillars Astrology"とよばれているように、既に世界的に使用されている。
中国では、「子平」「三命」「命学」「命理」などといわれている。
清代の占術の大全である『星平會海全書』の書名にあるように、中国においては占術のあり方を「星」と「平」に分類している。
「星」とは、星曜系の占術であり、「平」とは、子平に代表される干支系の占術である。
星曜系とは、西洋の占星術に近いもので、惑星の動きが人の運命に関わるとするものである。
干支系とは、干支による暦を元にしていることからわかるように、地球における四季の変遷を注視し、人の命運を推し量ろうとする占術である。
したがって、四柱推命を占星術、あるいは占星術的なものとして分類するのは、考証的に誤りと言える。
八字(パーツー)や子平(しへい)ともよばれる。

基本的な吉凶の判断
四柱推命では四柱八字の構成から、扶抑、調候、清濁を論じて扶抑用神、調候用神、病薬用神をみる。そしてこれらの用神から、いかなる状況でも自分にとって吉の作用を持つ用神を出し、それを軸に巡ってくる運勢の吉凶を判断する。この用神を特に真用神とよぶことがある。

ただし、扶抑用神、調候用神、病薬用神という視点は、徐樂吾氏の書に由来する。つまりこれらの視点は徐樂吾という一研究者の論のみを根拠としたものであるため、その正当性については検証の余地があると言える。

扶抑用神
扶抑用神を出すためには、まず日干の強弱と格局を調べる必要がある。日干の強弱は、日干に季節による旺相、四柱八字内の五行が日干の強弱にどう作用しているかから判断する。 日干が非常に弱いないし逆に非常に強い場合は格局が変化することがあり、外格と総称される。そうでない場合は内格となる。

外格
従格(従旺格、従強格、従児格、従財格、従殺格)→日干が従う五行の干を格局とする。
両神成象格→通関用神という特殊な用神を採用する。
内格→通常は月支蔵干を格局とする。
内格の場合、日干が強いにもかかわらず格局が日干をさらに強くしたり、逆に日干が弱いにもかかわらず格局が日干を弱めることがある。

日干が強い(身強)
格局が日干を強める(格局が比劫や印)→格局を尅し日干を強める五行の干を扶抑用神とする。
格局が日干を弱める(格局が食傷、財、官殺)→格局を扶抑用神とする。
日干が弱い(身弱)
格局が日干を強める(格局が比劫や印)→格局を扶抑用神とする。
格局が日干を弱める(格局が食傷、財、官殺)→格局を尅し日干を強める五行の干を扶抑用神とする。

調候用神
季節の持つ寒暖燥湿の性質が日干にどう作用するかから、寒暖燥湿を調整する干が決まっており、これを調候用神とよんでいる。

病薬用神
扶抑用神や調候用神を尅す作用のある干や支が四柱八字内にある場合や、凶の格局を尅す干や支が四柱八字内にない場合、これを濁とする。そしてその原因となっている干や支を病とよぶ。病の干や支を尅す干が薬である。薬があれば四柱八字は清となる。薬を病薬用神とよぶ。

 


流派

日本
泰山流
関西の阿部泰山の流派。蔵干を見る。大運は最初以外は10年ずつ。


高木乗流
関東の高木乗の流派。安田靖が受け継いだため安田式とも呼ばれる。大運は最初の周期を繰り返す。地支より天干を重視する。


小山内式
近年に生まれた小山内彰の流派。五行と通変星のみを重視する。

武田流
武田考玄の流派。中国の原書のみを元にして、日本のいずれの流派にも属さず、学問として推命を確立することを目指していた。

 

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